Akino-ya Banka’s Room
Evangelion SS 「Time After Time Ⅵ」



僕が、さよならを聞いた夜」についてのApology…

執拗さ強化しただけ…なんて言わないで

 さて、「Time After Time」年長組の昔話その1、タカミ君編です。
 まず、すべての発端になった「濡れた髪のLonely」準拠なのでサキは既にお亡くなりです。でもユイさんは旦那(ゲンドウ)に愛想尽かして離婚しちゃってますがご存命。使徒連中は出てきません。出さずにおきます。だって、連中出張るとシンジ君が出番なくなりそうだし。代わりに隣家のご夫婦が出張ります。
 しかし加持さん…何故にどうしても間男なのでしょう。一応所帯持ちなのに。フリーライターで仕事があったりなかったり。経済的には定職に就いてるミサトさんにオンブなのですが家事一切をこなしてます。散らかして回るミサトさんの後ろを片付けながらついて回る旦那。ミサトさんが衛生的で文化的な生活を送れるのはある意味この人のお蔭なのですが、知りたがりでヤバいことに首を突っ込んでは火傷してミサトさんに叱られると。たぶん、 今回も火傷することになるのかなぁ。

 で、タカミ君ですが。
 天井裏シリーズとして書いてた頃には周囲からマグロ呼ばわりだったからというんでもないですが、随分雰囲気が変わってしまいました。どしたの!?というくらい積極的。いや、書いてて愉しいですが。今回はすぐに涙ぐんじゃって微妙に女の子な感じなのは、話がサキ絡みな上に状況が無茶苦茶にヘヴィなので致し方ないということにしてやってください。…てか、まだ泣かされますけどね。(<非道…)
 セラちゃんについては…ご記憶のある方はヴァレンタイン小咄のうち「榊家の家庭の事情 ~血のヴァレンタイン~」あたりを読んでいただければ幸い。あれは「夏服ー」のために書いた小咄ではありますが、あの辺りの事情はほぼ横滑りなので。
 セラちゃんとタカミ君のお父さんはキール議長の長男で、若いときに家を出奔して日本人女性(これが榊さん)と結婚してます。セラちゃんとタカミ君はその女性の子なのですが、タカミ君を産んだ直後にお亡くなりになりました。タカミ君3歳の頃にセラちゃんは上記の事情でパパと大喧嘩して榊姓を離脱、セラフィン=ローレンツとなりました(笑)その後結婚してセラフィン・渚=ローレンツを名乗っています。

 タイトルは天上裏シリーズの2話目から横スライドです。ベースはあの話のrebootですから。執拗しつこさ強化しただけぢゃない?なーんて言われそうですが…お願い言わないで(涙)一応それなりに書き方というかスタンスというか、万夏なりに変わってはきているのですよ。

 さて、年長組の昔話…お次はリツコさんの予定。

それでは皆様、次回まで万夏が正気でいたら・・・・・いや、何も申しますまい・・・・・・(^^;

2020/01/24

暁乃家万夏 拝

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