Akino-ya Banka’s Room Evangelion SS
「”Lonely”」
「濡れた髪のLonely」に関するAPOLOGY…..
ひょっとしたらありえたかも知れない一つの未来
このSSは、わたり楠様の「無敵のシンジ様」にさしあげたものでしたが、諸事情あってこの度里帰りすることになりました。一年以上前のSSを今更新作のようなカオして掲載するか!?とのお声もありましょうが、一応の修正がはいっておりますのでご勘弁♪ 天井裏シリーズの原点となったSSでして、この時点でサキは鬼籍に入ってるし、タカミ君は家庭持ちです。
シンジ君、完全攻モード。おとなしい筈の同居者が実はオオカミさんだったというカヲル君にしてみれば恐るべきパターンですね。この場合のタカミ君の扱いは「本当に落ち込んだときに頭撫でてて匿ってくれる人」であって、甘え方が一寸歪んでるというふうに解釈していただければと思います。(その歪みに丁寧につきあってしまうタカミ君・・・つくづく問題あるなぁ・・・・・・家庭持ちの癖に擦り寄られたくらいで肌を許してんじゃないぞ(ーー;)
シンジ君サイドから言えば(その時点では邪推でしかない)嫉妬に狂って押し倒したら、本当に向こうへ転がっていってしまったという悲惨な役回りです。(<いつものことか)「タカミ君がらみのS2」をコンセプトとして書いた筈が、いつの間にかタカミ君の方にウェイトかかってるのが如実に判りますね。はい。(<すでに居直り)
このSSでタカミ君がえらく貞操観念を疑われる羽目になりましたが(<「僕が、さよならを聞いた夜」参)彼のために一応弁護しておくと、彼は別に誰でもいい訳では決してありません。結局は押しに弱いんですね。なまじ好意を持つ相手から要求されると無下に蹴りきれない。(<サキに変なクセつけられた所為もある筈だ。絶対)まあ、カヲル君が望むものは何でも与えるつもりでいる御仁に何言っても無駄かもしれませんが、あれでそれなりに苦しんでますからいぢめないでやってください。
しかし・・・すべてはこの一本に始まっている筈が、今にしてみるとやっぱり違和感があります。ここはひとつ、あるいはありえたかも知れないひとつの未来と解釈していただければと思います。何故といって、この設定でいくと主治医で奥様なネコマニアの彼女は二人の関係を薄々感づいてたりしますし(爆)(註:天井裏シリーズの「図書館の君」もサキを知っています。関係の中身まで知ってたかどうかは謎ですが)
半分壊れてるタカミ君を見たい方のみ閲覧なさってください(<今更(^^;)
それでは皆様、次回まで万夏が正気でいたら・・・・・いや、何も申しますまい・・・・・・(^^;
1999,4,21
暁乃家 万夏 拝