Akino-ya Banka’s Room
Evangelion SS 「Lonely Ⅱ」
「Before」についてのApology…
何が書きたかったんだ、といわれましても
何が書きたかったんだ、と言われましても。
基本に立ち返ったと見せかけて実はタカミ君とリツコさんの甘い生活が書きたかっただけじゃないかと言われそうな第2話。ちょこっと入れるだけのつもりが思わず筆が滑っちゃってざらざらと余計な設定を盛ってしまったというのが大バレです。書いてて楽しいったら。もっといいシーンも書きたいなと思いつつ、本筋からズレすぎなので自粛。別話にしよう。(するの?)そうそう、いずれ「隣」のご夫妻にも出演願おうかと思ってます。
本筋としてはシンジ君がだんだん常軌を逸していく過程…あ、いや、ウチではもともとそうですな。極悪非道な攻めに回るか完璧な傍観者に回るかというひでえ二者択一。今回は前者。しかし悪役にはなりきれない御仁なので何だか中途半端、一寸ナサケナイ。
…うーん、やっぱり基本に立ち返ってたのか。納得(莫迦です、はい。ごめんなさい)
好きだとしても、言わなきゃならないことはちゃんと言わないと際限なく拗れる、というある意味当たり前なお話ですね。言わない(言えない)カヲル君がある意味一番悪いのですが、万夏に書かせるとどうしてもシンジ君が悪くなってしまう。シンジ君に恨みがあるわけでは決してないのですが…カヲル君を幸せにできるのはレイちゃんだけだ!という持論(というより妄信…)に向かって目下驀進中です。あぁすまないシンジ君、やっぱりウチの根っこはRKS…やっぱりろくな役回りになりませんな。
カヲル君とレイちゃんの至極真っ当なラヴストーリー…だけでは話を構成できない自分の性癖が恨めしうございますが、これ関しちゃまさに今更です。
それにしてもタカミ君、えらいところを見られてしまったもんですね。全く隙だらけなんだから。年数を勘定するとカヲル君は当時ローティーンということになってしまう。いくら何でも刺激強すぎ(汗)。
あれほど執拗いこと書いといて何を言うか、というツッコミが聞こえてきそうなんですが…あのエピソード自体、最初期からプロットには入っていたのです。書く勇気がなかっただけで。タカミ君の方は完璧に気づいてなかったことでしょうが、サキの方は…わざとじゃないにしても…気づいてて気づかないふりしてたんだろうなぁ。や、鬼籍にはいってるヒトの所業をくだくだ言うのはやめませう。うん。少なくとも見せつけるとかゆーコワい意図はなかった筈。たぶん…。
「Before」…副詞、前置詞、接続詞。~の前に、とか、~に先立って、~に押されてという、まあお馴染みの単語ですが、やっぱり池田聡さんです。別れの予感に揺らされながら、それでも声を聴きたい、その顔を、微笑を見たい、というとても切ない系の歌詞。ラストあたりはほぼイタダキです。「before」に名詞として「まえぶれ」的な用法があるのかなーっと思って調べてみましたが、そうではないようですね。
…シンジ君、既に敗色濃厚(笑)…んでもいい曲なんですってば。ベストコレクション「Dear Friend」に収録されてます。
さて。話、終わってませんね。
結末はわかっているけど落とし所が見えてこないというオソロシイ状況なのですが、やっぱり書きたい。…だもんで万夏の煮え詰んだ脳味噌は次のプロット(まかり間違ってもそんなご大層なものではない…)をゆるゆると構築してます。あぁ、腐ってるなぁ。
それでは皆様、次回まで万夏が正気でいたら・・・・・いや、何も申しますまい・・・・・・(^^;
2019.11.24
暁乃家万夏 拝