誓約の成就するまで
「誓約の海」最終話「誓約」です。ミラン君サイド。
審神官襲撃事件をシエルとミラン、両サイドから書きおわりました。これをもって、このお話は本当に完結です。
つくづく…不思議なキャラになってしまいました。ミラン君。
結局、このストーリーの軸ってアンリーとヴァン(ジュスト)なんですが…万夏としましては、本来ミラン君は、それを俯瞰する立場として書こうと思ってたのです。そうしたらおっとどっこい。確かに俯瞰しようと努力はしてるけど、どっぷり嵌まって最後の最後まで苦しみ続けるという損な役回りを背負ってしまいました。
普通の幸せなんて要らないよという顔をしながら、実は誰かとの紐帯を求めている。でも今ひとつ踏み込めない。それでいて、作中で一番…地に足ついた人生を送ることになった御仁ですね。
大家のプロットでは、第2部で成長したヴァン・クロードの師匠みたいな立ち位置で出演するとかしないとか……書けるのかい?
ご意見ご感想…頂ければ幸甚です。
万夏がまだ正気を保っていましたら…またお目にかかりましょう。
2025/1/13
暁乃家万夏 拝